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日本から撤退した海外フードデリバリー一覧

フードデリバリーサービスのWoltが日本から撤退することが決定した。

press.wolt.com

普段フードデリバリーを多用しているわけじゃない自分にとっても、大手サービスだっただけに結構衝撃だった。

そういえば他にどんなサービスが参入して散っていったのか気になったので調べてみた。調べてみると2026年03月現在、Wolt、foodpanda、FOODNEKO、DiDi Food、DoorDash、Coupangの6サービスについて確認できたので、まとめてみた。

日本参入・撤退の一覧表

日本に参入して撤退した(あるいはブランドとして終了した)これら6サービスは、いずれも2020年前後に参入し、最長でも約6年(Wolt)、短いものは数カ月〜2年程度で撤退・統合されている。

サービス名 本社国・運営企業(グループ) 日本参入(サービス開始) 日本撤退(サービス終了) 補足
Wolt(ウォルト) フィンランド・Wolt Enterprises Oy(現 DoorDash Inc グループ) 2020年3月26日 広島で正式サービス開始 2026年3月4日 日本でのサービス終了 2021年11月に米DoorDashが買収、日本ではWoltブランドで継続後、約6年で撤退。
foodpanda(フードパンダ) ドイツ・Delivery Hero SE/日本法人 Delivery Hero Japan株式会社 2020年9月17日 神戸・横浜・名古屋でサービス開始 2022年1月31日 日本でのサービス終了 アジア太平洋中心のフードデリバリーブランド。日本では約1年4カ月で撤退。2021年4月にFOODNEKOを統合。
FOODNEKO(フードネコ) 韓国・Woowa Brothers Corp.(日本法人 株式会社ダブリュービージェー) 2020年12月8日 東京(港区・渋谷区・新宿区)でサービス開始 2021年4月27日 サービス終了、foodpandaへ統合 韓国「配達の民族(BAEMIN)」運営会社の日本ブランド。開始から約4カ月でfoodpanda側へ統合。
DiDi Food(ディディフード) 中国・DiDi Chuxing(滴滴出行)/日本法人 DiDiフードジャパン株式会社 2020年4月7日 大阪市内6区で実証実験開始→同年6月23日に本格展開 2022年5月25日 日本でのサービス終了 タクシー配車「DiDi」発のデリバリー。日本上陸から約2年で事業終了し、タクシー配車事業へ集中。
DoorDash(ドアダッシュ) 米国・DoorDash, Inc.(日本法人 DoorDash Technologies Japan株式会社) 2021年6月9日 宮城県仙台市で日本初進出 2022年8月31日 DoorDashブランドとしての日本サービス終了(Woltへ集約) 2021年6月に仙台でローンチ。2022年6月のWolt買収完了に伴い、日本ではWoltブランドに一本化。
Coupang(クーパン)*第1次進出 韓国・Coupang, Inc.(クーパンジャパン合同会社) 2021年6月 東京(品川区など)でクイックコマース型デリバリー開始 2023年3月21日 日本でのクイックコマースサービス終了 食品・日用品を即配するネットスーパー型。約21カ月で撤退し、韓国・台湾に経営資源を集中。
参考:Uber Eats(ウーバーイーツ) 米国:Uber Technologies Inc./日本運営:Uber Eats Japan合同会社 2016年9月29日、東京都心(渋谷区・港区など)でサービス開始 (2026年時点)サービス継続中 2016年9月29日に東京でスタートし、日本ではUber Eats Japan合同会社が運営。数年で全国47都道府県に展開し、主要なフードデリバリーの一つとして存続している

Wolt(ウォルト)

  • フィンランド・ヘルシンキ発のフードデリバリー企業で、2014年に本国でサービス開始、欧州を中心に多国展開してきた。
  • 日本では2020年3月26日、広島市で「日本初上陸」として正式サービスを開始し、当初は広島市中区・西区・南区・東区の一部で約80店舗を扱った。
  • その後、札幌・仙台・東京など全国にエリアを拡大し、2020年10月22日には東京都内でもサービス開始している。
  • 2022年6月、米DoorDashによるWolt買収が完了し、日本を含めDoorDashグループの一員となったが、日本ではブランドとしてはWoltが継続し、DoorDashブランドは後述の通り終了した。
  • 2026年2月末、日本法人が日本でのサービスを2026年3月4日で終了すると発表し、公式サイトやニュースでも「2020年3月開始から約6年で撤退」と報じられている。

foodpanda(フードパンダ)

  • foodpandaはドイツ・ベルリン本社のDelivery Hero SE傘下ブランドで、アジア太平洋地域を中心に展開するフードデリバリープラットフォーム。
  • 日本ではDelivery Hero Japan株式会社が運営し、2020年9月17日に神戸・横浜・名古屋の3都市でサービスを開始した。
  • その後、札幌・福岡・広島・大阪・京都・東京などに一気に拡大し、2021年には全国多数都市をカバーしていた。
  • 2021年4月16日には、FOODNEKOを運営するダブリュービージェーとのサービス統合を発表し、FOODNEKOのブランドをfoodpanda側へ取り込んだ。
  • 親会社Delivery Heroは2021年末、日本事業売却・整理方針を示し、公式発表・報道により2022年1月31日をもって日本でのサービスを終了したことが明らかになっている。

FOODNEKO(フードネコ)

  • FOODNEKOは、韓国のWoowa Brothers Corp.(「配達の民族/BAEMIN」の運営会社)の日本法人・株式会社ダブリュービージェーが展開したフードデリバリーサービス。
  • 2020年12月8日、東京の港区・渋谷区・新宿区を対象としたサービスとしてスタートし、「一人前から注文可能」「サービス料無料」「1.5kmまで配達料無料」「最低注文金額なし」といった特徴で打ち出された。
  • 配達員を「ネコライダー」と呼び、ライダーセンターを設置するなど、コミュニティ重視・サポート体制が特徴的だった。
  • しかし2021年4月16日、foodpandaを運営するDelivery Hero JapanがFOODNEKOとのブランド統合を発表し、FOODNEKOは2021年4月27日付でサービス終了、foodpandaブランドへ統合された。
  • 同統合の背景として、Delivery Hero SEがWoowa Brothersをグループ傘下に入れ、アジア太平洋地域で戦略的パートナーシップを結んだことが挙げられている。

DiDi Food(ディディフード)

  • DiDi Foodは、中国の配車プラットフォーム企業Didi Chuxing(滴滴出行)が運営するフードデリバリーサービスで、日本ではDiDiフードジャパン株式会社が展開した。
  • 2020年4月7日、大阪市内6区(福島・北・中央・西・浪速・天王寺)で実証実験を開始し、同年6月23日に大阪市の一部地域で本格展開に移行したとされている。
  • その後、兵庫・広島・福岡・京都・愛知などへ徐々にエリアを拡大し、多くのチェーン店・ローカル店と提携した。
  • 2022年4月20日、配達パートナー向け通知等でサービス終了が告知され、2022年5月25日をもって日本でのDiDi Food事業終了が発表された。
  • 終了理由としては、日本の市場環境の変化を踏まえタクシー配車プラットフォームに集中するためと説明され、ニュースでは「日本上陸から約2年で幕」とまとめられている。

DoorDash(ドアダッシュ)

  • DoorDashは、米カリフォルニア州サンフランシスコ本社のオンデマンドフードデリバリー企業で、米国では業界最大手とされる。
  • 日本向けには100%子会社としてDoorDash Technologies Japan株式会社が設立され、2021年6月9日、宮城県仙台市で日本でのサービスを正式に開始した。
  • 仙台を初進出地に選んだ理由として、人口規模や都市と郊外のバランスの良さなどが挙げられており、日本では地方・郊外にも焦点を当てた展開戦略だったとされる。
  • 2021年11月、DoorDashはフィンランドのWolt Enterprises Oyの買収に合意し、2022年6月1日に買収完了を発表した。
  • この買収完了発表の中で、日本市場ではDoorDashブランドの事業を停止しWoltブランドへ集約する方針が示され、日本で存続するのはWoltのみとなることが明らかにされた。
  • 日本向けDoorDashアプリおよびDoorDashブランドのサービスは2022年8月31日で終了とされ、ブランドとしての日本展開は約1年3カ月という短期間にとどまった。

Coupang(クーパン)〔第1次進出〕

  • Coupangは韓国発の大手EC企業で、「韓国のAmazon」とも呼ばれ、ロケット配送と呼ばれる翌日配送サービスなどで急成長してきた。
  • 日本ではCoupang Japan合同会社が2021年4月に設立され、同年6月から東京都品川区を皮切りに、食品・日用品を最短10〜20分で届けるクイックコマース型サービスを開始した。
  • ダークストアを都内に設け、目黒区・世田谷区など6区程度に展開し、アプリダウンロード数は10万件規模と伝えられている。
  • しかし、2023年3月21日に東京・目黒区や世田谷区などで展開していた生鮮・日用品の即時配送サービスを終了し、日本から撤退することが報じられた。
  • 撤退理由として、コンビニエンスストア網の強さや高齢化によりオンライン食料品購入のニーズが相対的に低いことが指摘され、経営資源を韓国および台湾市場に集中する判断が示されている。

調べてみるとフードパンダとかフードネコとか知らなかったw

foodpandaのUX調査している記事を見かけた。変な話Uber Eatsより使いやすそうである。ただ、これだけじゃ勝ち残れないんだなと感じた。

qiita.com