環境
- Armbian 20.11.3 Focal
概要
ArmbianというARMアーキテクチャのシングルボードコンピューターに専用のOSがある。
このOSのいいところはRaspberry Piとかと違って多種多様な機種に対応されているところ。
あと、扱いやすいので今回はTinkerBoardに入れて使ってみた。
が、まずはネットに繋げないと始まらないということで無線LANで接続して固定IPにするところまでやってみたメモ
まずは無線LANに接続する
今回のTinkerBoardは無線LANアンテナが内蔵されており、Linuxからもwlan0で認識できていたのでドライバ周りは割愛する。
まずは固定IPとかそのへん抜きにしてそもそもWIFIに接続できることを確認する。
wpa_passphraseはデフォルトでインストールされているので、
wpa_passphrase <myssid> <password> >/etc/wpa_supplicant.conf
でWIFI用の設定ファイル作成
すると以下のような設定ファイルが生成されるはず
network={ ssid="hogehoge-networkl" #psk="xxxxxxxx" psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx }
このファイルを使って接続テスト
root@orangepilite:~$ wpa_supplicant -iwlan0 -c/root/wpa_supplicant.conf Successfully initialized wpa_supplicant wlan0: Trying to associate with 4c:e6:76:58:74:15 (SSID='XXXXXXX' freq=2457 MHz) wlan0: Associated with 4c:e6:76:58:74:15 wlan0: WPA: Key negotiation completed with 4c:e6:76:58:74:15 [PTK=CCMP GTK=TKIP] wlan0: CTRL-EVENT-CONNECTED - Connection to 4c:e6:76:58:74:15 completed [id=0 id_str=]
最後に completed
って出れば接続成功
固定IP設定 方法1
古の/etc/interfacesをいじる方法
まずはちゃんと接続できるか確認するために、固定IPではなくDHCPでの接続を確認する
/etc/network/interfaces.d/wlan0を作成し、以下
auto wlan0 iface wlan0 inet dhcp wpa-conf /etc/wpa_supplicant.conf
設定反映
systemctl restart netwoking
これで接続できていれば、今度は固定IP化する
auto wlan0 allow-hotplug wlan0 iface wlan0 inet static address x.x.x.x netmask 255.255.255.0 gateway x.x.x.x dns-nameservers x.x.x.x wpa-conf /etc/wpa_supplicant.conf
本来ならこれで接続できるようになる。が、自分の場合、再起動すると自動接続してくれない問題が発生した。。。。
一応、自動起動にデフォルトでなってない場合もあるのでこれも設定必要かも
systemctl enable netwoking
ので下記の方法2を使うことにした。
固定IP設定 方法2
NetworkManagerを使う方法
まず方法1のnetworkingと競合するので完全に無効化する
systemctl stop networking systemctl disable netwoking
まずはNetworkManagerからWIFIが見えているのか確認する
nmcli device wifi list
ここにSSID出なかったらそもそも何かがバグってる
NetworkManagerの設定
nmtui
おわり、というかこれを起動するとGUIが出てくるので、後はそれに従ってポチポチ設定するだけ
設定反映
systemctl restart NetworkManager
自動起動有効化
systemctl enable NetworkManager