動かざることバグの如し

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Marpが編集可能なパワーポイント出力に対応していた話

linux

環境

  • 4.1

marpがパワポ出力に対応した

Marpとは、Markdownでプレゼンテーションスライドを作成することができるツールだが、 先日ついに悲願の編集可能なパワポ出力に対応した。

Improve LibreOffice handling in experimental --pptx-editable option (#632)

今までにもパワポ出力自体は対応していたが、スライドを画像化してパワーポイントに貼っているだけで編集はできなかった。今回それができるようになった。

やり方

READMEにもあるように --pptx-editable をつけるだけ

例えば以下のMarkdownをslide.md

---
marp: true
theme: default
paginate: true
size: 16:9
math: mathjax
---

# タイトルスライド

## プレゼンテーションのタイトル

### プレゼンター名

---

# イントロダクション

- ポイント1
- ポイント2
- ポイント3

---

# メインコンテンツ

## サブセクション1

1. 詳細1
2. 詳細2
3. 詳細3

実行

docker run --rm -v ./:/app -w /app marpteam/marp-cli --pptx --pptx-editable slide.md -o converted.pptx

するとconverted.pptxが作成される。

LibreOfficeがない問題

ただ現在のmarpteam/marp-cliイメージにはLibreOfficeがインストールされていないので 今回は自分でインストールしたイメージを作って試した。

FROM --platform=linux/amd64 marpteam/marp-cli

RUN apt update && \
  apt install -y --no-install-recommends libreoffice-impress-nogui && \
  apt clean && \
  rm -rf /var/lib/apt/lists/*