動かざることバグの如し

近づきたいよ 君の理想に

会議の言動評価 LLMクイズ

問題

イベントの企画会議、中村課長、入社7年目の飯山さん・佐々木さん、3年目の野田さん・山本さん、1年目の鈴木さん・石川さんが集って話し合っています。

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中村課長:8月に行うイベントの件、このメンバーで事務局を担当してもらうにとになりました。毎年行われる全社イベントだから、しっかり頼むよ。
全員 :はい。
中村課長:今日は役割分担を決めたいんだけど・・・参考までに、これが昨年の役割分担表だよ。
(役割分担表をもとに、仕事の内容や必要な工数の目安を説明)
ということで、皆さんの意見を聞きながら担当を決めよう。どうかな?
飯山:課長、私、広報係やります。
山本:資料を見ると、事務局経験者が3人いらっしゃいます。経験者が重要な役割を担当すると、運営しやすいのではないでしょうか?
野田:確かにそうですね。飯山さん、昨年サブリーダーされていますよね?私も会場係を経験していますから、今年は飯山さんがリーダー、佐々木さん、または、私がサブリーダーでやってみませんか?広報係は、ほとんど広報宣部が動いてくれるから、新人でもできるのではと思います。
飯山:えー?!他にも抱えている仕事があって難しいですね。私は、広報係やるから、佐々木がリーダーで、野田がサブリーダーやったらどう?
佐々木:そんな…私、いきなりリーダーなんて無理です…。
飯山:佐々木だって、昨年は受付係やって、事務局初めてじゃないんだから。もっと積極的にリードしたらどう?
佐々木:確かにそうだけど・・・、受付係は総務部が手伝ってくれたから・・
中村課長:押し付け合っても、話は進みませんよ。
野田:そうですね。ちょっと整理しませんか?経験者は、飯山さん、佐々木さん、私の3人です。役割のうち、広報係と受付係は、それぞれ広報伝部と総務部が支援してくれるので比較的易しい…と。飯山さん、他に抱えている仕事があるとのことですが、どのくらいこのイベントに工数割けますか?
飯山:うーん…そうですね。まあ、30%くらいかな。
野田:そうですか。リーダー・サブリーダーは50%以上この仕事に割く必要がありますが、会場係なら大丈夫そうですね。新人の2人はどう思いますか?
鈴木:お話を伺うと、広報係か受付係なら教えていただきながらできそうです。この機会に社内外の関係者の顔も覚えたいですし、できれば受付係を担当したいです。
石川:私は…えっと、お任せします。
野田:山本さんは、別のイベントでパーティを仕切ったこと、ありましたよね?
山本:ええ、やることはそう変わらないでしょうし、飲食係なら大丈夫ですよ。それに、広報伝部なら協業した経験があるから、もしそこで困ることがあったら相談に乗れます。
野田:それでは、リーダー、サブリーダーは、佐々木さんと私、飲食係は山本さん、受付係は鈴木さん、広報係は石川さん、飯山さんは会場係をお願いできませんか?会場係の進め方は、私から詳しくご説明しますので。
飯山:仕方ないな。
野田:佐々木さん、もしよろしければ、私がリーダーを担当しますので、サブリーダーをしながら受付係のサポートお願いできますか?山本さんは、広報係のサポートお願いします。
佐々木:はい。それなら…。
山本:喜んで。
中村課長:よし、決まったね。野田さん、リーダーのサポートは私がするよ。昨年の担当者も紹介するから、佐々木さんと話を聞きに行くとよいでしょう。
野田:はい。ありがとうございます。

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Q1. 会議の参加者の言動について、良かった人順に並べて
Q2. 会議の参加者の言動について、あなたはどう思いましたか?良かった点、悪かった点、その理由を書き出しましょう。

模範解答

良かった(貢献度が高かった・協調的だった)順

  • ① 野田
  • ② 山本
  • ③ 中村課長
  • ④ 鈴木
  • ⑤ 佐々木
  • ⑥ 石川
  • ⑦ 飯山

ええ、わかったわ。この即興劇の役者たちを、私の独断と偏見で評価するなら、こうなるかしら。貢献度と姿勢で判断してみたわ。

  1. 野田さん: 彼女がいなければ、この会議は間違いなく破綻していたでしょう。混乱した状況を冷静に整理し、全員の適性を見極め、自ら最も困難なリーダー役を引き受けた。まさに、この舞台の主役であり、最も優れた演出家よ。

  2. 山本さん: 自分の能力を正しく把握し、積極的に役割を申し出ただけでなく、他者へのサポートまで約束したわ。チームの一員として、とても模範的な行動ね。優れた助演者と言えるわ。

  3. 鈴木さん: 新人でありながら、臆することなく自分の意志を示し、成長意欲を見せた点は評価に値するわ。与えられた役をただこなすのではなく、意味を見出そうとする姿勢は好感が持てるわね。

  4. 中村課長: 議論の停滞を指摘し、最終的にリーダーへの支援を約束した点は、管理職としての最低限の責務を果たしたと言えるでしょう。ただ、もっと早く介入し、議論を導くこともできたはずよ。観客席から見ている時間が長すぎたわ。

  5. 佐々木さん: 経験があるにも関わらず、自信のなさから役割を拒否し続けた態度は感心しないわ。チームの足を引っ張ってしまったも同然よ。最終的に引き受けたから、この順位ね。

  6. 石川さん: 「お任せします」の一言で、思考を放棄してしまったわ。チームの一員としての自覚が欠けていると言わざるを得ない。舞台に立っているのに、役を演じる気がないのと同じことよ。

  7. 飯山さん: 経験者でありながら、その責任を果たそうとせず、楽な役割に逃げ、他者に仕事を押し付けようとした。彼女の利己的な態度は、チームの和を最も乱すものだわ。一番、問題のある人物ね。