自動化を制する者は共同生活を制す
結婚した。そして共同生活がスタートした。 しかしこれまでの一人暮らしの生活スタイルをそのまま続けると、円滑な家庭生活の維持が困難だと思った。 そこで家事の効率化と生活の質の向上を図った。
ここではこの自動化を実現するために新規導入した家電について紹介する。
ドラム式洗濯機
長年購入したかった家電の1つ。 これまで1人分の洗濯物を干すのさえ面倒に感じていたので、2人分となると到底無理だと考えていたので購入した。 洗濯から乾燥まで一貫して行ってくれるため、寝る前に稼働させ朝には乾いた洗濯物を取り込むという新しい生活スタイルが確立した。 以前はしばしば発生していた、洗濯機を回したまま寝落ちするという失敗ももはや過去の話となった。 確かに従来の縦型洗濯機と比べて掃除箇所が1つ増えるというデメリットはあるが、それを上回る利点があると実感している。
細かい話は別途書いた。3ヶ月後の所感も別途書くつもり。
ドラム式洗濯機のお掃除ベストプラクティス - 動かざることバグの如し
人感センサー付き照明
トイレの電気消し忘れがお互い多発したので、共同生活1週間目に購入した。 実は結構センサーがついていても意外と高くなく、安い物だと1000円から購入できる。
現在ではトイレだけでなくキッチンやクローゼットにも人感センサー付きの照明を設置している。 一人暮らしの場合は電気の消し忘れの責任は自分にしかないが、共同生活では「誰が犯人か」という不毛な議論に発展しかねない。 しかしこの人感センサー付き照明の導入によりトイレの電気の消し忘れという概念が消えた。
食洗機
令和の三種の神器といえばドラム式洗濯機、自動掃除機、そして食洗機である。 特に食器洗い乾燥機は日々の食器洗いにかかる5〜10分程度の時間を節約できる優れモノ。 些細な時間節約かもしれないが、お金で軽減できる家事は可能な限り減らすべきである。
この食器洗い乾燥機を使用して最初に驚いたのは予想以上の洗浄力。 カレーなどで頑固に汚れた鍋でさえ予洗い不要で見事にピカピカに仕上げてくれる。 私が購入したのはスリムタイプの食器洗い乾燥機で一度に全ての食器を洗えるわけではない。 それでもこの家電を導入して本当に良かったと実感している。まさに「神器」
オーブンレンジ
これまで実家でも一人暮らしの時もセンサー付き電子レンジを使用した経験がなかったが、 今回初めて購入してみたところ日常生活の効率化に大きく貢献してくれている。(今更
以前はあらかじめ炊いて冷凍しておいたご飯を温める際、勘を頼りに時間設定して足りなければ追加加熱するという方法を取っていた。 しかし現在は、ボタン一つで自動解凍してくれるため非常に便利になった。
さらにオーブンレンジは単なる加熱機能だけでなくオーブンやグリル機能も備えている。 例えば「揚げないから揚げ」のような料理も可能で、火を使う調理とは異なり常に側にいる必要がないのも大きな利点である。
今回私が選んだのはシャープの「RE-WF264」というモデル。 一般的に電子レンジは高機能になればなるほど操作パネルも複雑化する傾向にある。 電子レンジを選ぶ際は通常加熱時の操作数(何回ボタンに触れればチンできるか)を重視していたが、 シャープのPLAINLYシリーズは操作がシンプルで使いやすいのが特徴である。
全自動洗浄充電器つき電気カミソリ
これまで私が使用していたのは一般的なT字型カミソリだったが、刃に挟まったひげを洗い流す作業に煩わしさを感じていた。 以前は週末にしか会う機会がなかったパートナーと共同生活を始めたことで毎日顔を合わせるようになった。 その結果、髭を剃る頻度が増えて週あたりのひげそりに費やす時間も自然と長くなってしまった。
そこでパナソニックのラムダッシュシリーズの全自動洗浄充電器付きの電気カミソリを新たに購入した。
この製品の大きな利点は、髭を剃った後充電器に設置してボタンを押すだけで洗浄から乾燥まで自動的に行ってくれること。 さらに、掃除は月に1回程度で済むため手間が少なく、電気カミソリでよくある「使おうと思ったら充電が切れていた」という事態も避けられる。
また、共同生活を始めると洗面所の物の配置など些細な点も気になるもの。 今回、T字カミソリから充電器付きの電気カミソリに切り替えたことで洗面所の衛生状態も向上した。
Google HomeとNature Remo
一人暮らしを始めた頃から私にとって欠かせない家電。 このデバイスはあらかじめリモコンと連携させておくことで音声やスマホを通じて様々な家電を操作できるようにするものである。 Nature Remoの導入により、照明や扇風機、エアコンなどの操作のためにわざわざリモコンを探す手間が省けるようになる。
また、外出先からでもスマホを使ってエアコンの電源を入れることもできる。私の場合、平日の夕方に自動的に冷房が作動するよう設定していた。 この便利な機能のおかげで帰宅する人がどちらであっても快適な室温の部屋に戻ることができる。 加えてエアコンの稼働状況もスマートフォンで即座に確認できるため非常に便利。
なぜ自動化を図るのか
- 時間と労力の節約
- 家事の時間が減った分コミュニケーションをとる時間に回すことができる
- ドラム式洗濯機、食洗機はその筆頭
- ストレス軽減
- 面倒な家事が自動化されて精神的な負担が軽減
- 家事が減れば分担作業も減る
- 家事スキルの差による摩擦の減少
- 機械が主に作業を行うため、家事の質や方法についての意見の相違が減る
- 家事のスキルレベルの差が生まれにくくなる
- コミュニケーションコストの軽減
- 不要なコミュニケーションは削るべき
- 機械が自動でやれば意思疎通が不要になる
コンピューターにはInfrastructure as Code (IaC)という考え方がある。 サーバーなどのインフラ構成を手動で実行するのではなく、コードに起こして自動化することで人的ミスを減らし効率化にもつながるといったもの。 インフラ構成を自動化するメリットと家事の自動化によって得られる恩恵は近いものがあるんじゃないかと思っている。
購入して失敗した家電
最後に導入したが失敗した家電を紹介する。
ルンバ
- 享年1日